先日ブログに1月〜2月に行われた
「Singin’ in the rain」
の思い出を書きました。
「Singin’ in the rain」も思い出深い公演でしたが…2月にはもう一つ大きなコンサートがありました。それが2022年2月24日に開催された
「林部智史さん6th Anniversary Concert ボン・ヴォヤージュ！〜歌を翼に世界旅行〜」
です。林部さんとは2021年末のクリスマスの配信コンサートで初めてご一緒したのですが…あまりの歌声の素晴らしさにすっかりファンになってしまいました。そのクリスマスコンサートのリハーサルの時だったでしょうか…。休憩時間に
「岸さんはホルンも吹かれるんですってね？」
という話になりました。実際、僕は中学高校と吹奏楽部でホルンを吹いてましたし…一年だけですが武蔵野音楽大学のホルン専攻に通っていたこともあります。さらに言えばちょうどコロナ禍で仕事のキャンセル真っ盛りだった2020年には暇になった時間を有効利用するために
「ウッドベース＆エレキベース＆ピアノ＆チューバ＆ホルン＆ドラム」
という６種類の楽器をそれぞれ1時間ずつ練習する…という鬼的な練習の日々を送ったりしていました。その結果、それぞれのスキルを活かしてこんな配信コンサートを2020年末に開催しました。
ということでかつての専門楽器だったホルンを数年ぶりにしっかり練習したあとなので林部さんの
「ホルンも吹かれるんですよね？」
の問いかけには
「はい、一応…♪」
とお答えしました。すると
「じゃあ次にご一緒するときにはホルンも吹いてもらいましょうか！」
との御返事が。ミュージシャンあるあると言いますか…ミュージシャン同士のこうゆうやり取りの半分は本気、半分は冗談だったりします。僕も半分冗談、半分本気で
「いいですよー！！」
などと。軽いタッチでお返事したのです。確かこの時点では（2021年11月頃）まだ2022年2月のコンサートのオファーは頂いてなかったと思います。それから時が経って2022年の正月を迎えた頃。正式に6周年コンサートへの参加が決まり参加メンバーの名前を見ると…
「岸徹至…ベース&ホルン」
と書かれているではありませんか‼️どうやらあの問いかけは本気の方だったのです‼️そこからまだひと月以上あったのでホルンを吹く準備を始めたのですが…途中、全く予定になかった障害が発生します。それは
「ミュージカル“Singin’ in the rain”開催のための参加者バブル内隔離問題」
です。御多分にもれず僕もバブル内隔離対象者だったので普段のように自宅で練習したりスタジオを借りて練習…ということが出来なくなってしまいました。詳しくはこちらのブログもご覧ください♪
というわけで家にも戻れない中、オーケストラピットに人がいない時を見計らって練習をしたり…ちょっとした工夫を凝らして劇場の中でホルンの練習をする日々でした。
ともかく無事に24日のコンサートを終えることが出来ました！
ウッドベース＆エレキベース＆ホルン…という極めて珍しいセッティング
自分のソロライブやレコーディングではホルンを吹く機会はあったのですが…まさかのオーチャードホールでベースとの持ち替えでホルンを吹くことになるとは…想像もしてませんでしたが…だからこそやりがいもありましたし…そんな特殊な持ち替えを喜んで迎え入れてくれた林部さんの懐の広さと茶目っ気と…ある意味の無茶振り(笑)に感謝しかありません‼️難しいことにチャレンジする事でまた新たな世界が広がるな…と痛感しました。
しかしホルンの持ち替えなんてなくてもベースだけでもかなりの幅広いジャンルの音楽を弾くコンサートでした‼️ともかく林部さんの歌はジャンルの振り幅がとても大きいな…と感じました。
「泣き歌の貴公子」
と称されるように心に深く訴えかける叙情的な歌唱は言うに及ばず。ジャズ、シャンソン、ラテン、タンゴ、J-POP、さまざまなジャンルの曲を歌いこなしつつ全て自分の世界に昇華してしまう才能をお持ちです。なので伴奏するのにもそれ相応のスキルが求められる…ということになります。ホルンが無くてもベースだけでも持っているスキルをフル活用しないと太刀打ち出来ない…。ある意味とてもやりがいのあるコンサートでした。そんな林部さんの春夏ツアー
「林部智史 CONCERT TOUR 2022 いずこ ～ふたたび歌を 空に翔ばそう～」
にこの日から約3ヶ月後に参加することになります。こちらもとても思い出深いツアーとなりましが…そちらはまた別のブログに書こうと思います♪
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