沖縄・宮古島の旅紀行その1

海が苦手…でもダイビングをしてみたい!

2020年に始まったコロナ禍も落ち着きを見せ始めて夏場にマスクを外せないような事もなく「3密を避ける」という事も聞かれなくなって久しい2024年の6月。ウチの奥さんが

「ダイビングがしたい」

と言い出しました。僕はダイビングはおろか海で泳ぐのも苦手。というより海で泳いだのは小学校の頃に両親と一緒に出かけた海水浴で浮き輪で海に浮かんだ経験、それから高校の頃に同級生数人と伊豆に出かけた時、海に慣れている友人から

「海は浮くから大丈夫。立ち泳ぎなんて簡単簡単♪」

と教えられてその気になったところ…スッポリと海に沈み…足の付かない深さの海にテンパってしまい大量の海水を飲みながら必死でブイにしがみついて事なきを得たという

「プチ溺れ経験」

しかないので…正直海は苦手なのです。そんな海無し県埼玉出身の僕に

「ダイビングがしたい」

という嫁の言葉。同じ海なし県の群馬出身者なのに…。

旅を計画


正直、最初は全く興味が湧かず断る理由を考え始めていたのですが…たまたま知り合いのミュージシャンから宮古島でのダイビングの魅力を語られスマホに収められたウミガメの映像を見せてくれました。その映像は本当に美しく…自分でも実際にそんな美しい海の中を見てみたいと思うようになりました。

偶然とは重なるもので…そうやって徐々に宮古島に興味を持ち始めた頃、たまたま聞いていたラジオでもパーソナリティの方が

「自分が死んだら宮古島に海洋散骨してもらうように娘に頼んである」

という話をしていました。…偶然とはいえ短期間に立て続けに「宮古の海」の話を聞いているうちに気分は完全に宮古島モードへ変わって行きました。ついには具体的に旅行のプランを立て始めることになったのです。

マイルを使った旅

この旅に先立つこと数年前。自分には「マイル」という強い味方が出来ていました。電車通勤に便利なのでオートチャージが出来るクレジットカードを作っていたのですが(ANA to meカードというANAと東京メトロのポイントが貯まるカード。)マイルが貯まるタイプの物だったことを忘れたまま4、5年生活していたある日のこと。ふと自分のマイルを確認してみたらいつの間にか10万マイルも貯まっていたのです。フライトで貯めるより断然溜まったマイル長者。いわゆる

「陸マイラー」

というやつです。気づけば期限切れが迫っているマイルもあったのでマイル消費のためにも鹿児島〜阿蘇〜大分の旅へ出かけました。2年前のことです。

鹿児島といえば桜島
朝焼けの指宿・知林ヶ島
阿蘇山の景色
別府・血の池地獄

2022年のこの旅行、航空券はマイルだけで賄えたので

「マイル…使えるな…」

とすっかり味を占めてしまいました。それからというもの、生活費の引き落とし…特に光熱費、携帯代金等の固定費を全て「ANA to meカード」を通すことでマイルをコツコツではなくガンガン貯め始めました。携帯の代金はドコモを使ってたからドコモカードから…と契約した時のまま何も考えずに引き落とされていましたが可能な限りの全てを

「マイルが貯まるANA to me カード」

を通すことにしました。そこから2年、すくすくとマイルは溜まり続けてくれたので宮古島へのフライトもマイルで賄えることになりました。移動をマイルで済ませられるとなれば滞在費用にお金が費やせます。スキューバダイビングには結構お金がかかるとしてもこれなら何とかなるかも…?ということでさらに具体的に旅行のプランを立て始めました。

いつ行くか?

ミュージシャンという仕事の良い所の一つに

「休みを自由に設定できる」

というのがあります。世の中の皆さまの休日、特にゴールデンウィークとかクリスマスなんてミュージシャンは仕事になることが多いんです。平日だってコンサートやライブは皆さんの仕事が終わるような時間に始まりますもんね。皆さんの余暇の時間こそミュージシャンの仕事の時間…という宿命があるのでこれは仕方ありません。ですがその代わり平日に休みが取りやすいんです。なので今回の旅も自分の演奏仕事がひと段落した時期の

「月曜あたりからの数日間」

に狙いを定めました。土日が絡むと宿泊費は高くなりがちですもんね。この辺りで節約させてもらうのが保証もボーナスもない稼ぎ方をしているミュージシャンの旅の工夫とでも言いましょうか…。

というわけで貯まったマイルを吐き出しつつ11月に宮古島への旅へ出かけることにしたのです。

すっかり前置きが長くなりました。

続きはまた…!

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