このブログを書いているのは7月20日。海の日…と言う定着したようなしていないような中途半端な祝日が過ぎた直後です。関東地方は今年、6月末に梅雨明けが発表されたものの…グズグズとした雨の日が続き7月上旬から中旬は2度目の梅雨と言っても良いくらい雨の日が続きました。そこにきて本日、7月20日は2度目の梅雨明けと言っても良いくらいの久しぶりの夏めいた空模様。気温は高いとはいえ心地よい風が吹いています。7月20日は今年を振り返る…と言うのにはまだ早すぎる感じはありますが…良い写真もたまってきたのでこの機会に1月〜2月に開催されたミュージカル「Singin’ in the rain」の思い出を書いておこうと思います。
アダムクーパー主演、UKキャスト、衣装やヘアメイク、音響等のUKスタッフ、そしてUKミュージシャン。ほとんどの部署がイギリスから来日し、そこに日本人スタッフ&オーケストラが合流して作り上げたミュージカル
「Singin’ in the rain」
は開幕こそUKキャスト&スタッフの隔離期間の影響で1週間ほど遅れたものの初日が明けてからは大阪公演も含めて無事に最後まで乗り切る事が出来ました。イギリス人達は来日前にイギリスで10日ほど、来日してからもさらに1週間ほどの隔離生活を送っていました。僕ら日本人は稽古中から開幕直後はオリンピックで採用されたのと同じバブル方式と呼ばれる隔離生活を体験することになりました。品川のウィークリーマンション(内装、めちゃくちゃ豪華な高級ウィークリーマンションでした!!)に隔離されること1週間あまり。劇場に仕事に出かける以外は遊びに行くことはもちろん、日用品の買い物に行くことも許されないという厳格な隔離生活でした。移動もバス移動だったのでまるっきり外界から隔離される…という今となっては貴重な経験でしたね。この間の記録はうっすらこちらのブログに書かれているのでご興味お有りの方はぜひご一読ください♪
それでもイギリス人たちの隔離生活の長さに比べればどうとゆうことはありませんでした!
Singin’ in the rainのオーケストラは木管楽器4人、金管楽器5人、そしてベースがワタクシ岸徹至。日本側は10人ですね。
そこにUKドラマーのBarry Brewer、通称“バリー”
キーボード兼バンジョー奏者…!!という今回が初の20代のマルチプレイヤーGrant Walsh、通称“グラント”
そして一見頑固そうな音楽監督兼指揮者のRobert Scott、通称“ロバート”“ロブ”
みんな楽しい男達でしたよ♪
そもそも…
コロナ禍の中、僕の始めた趣味…鉄塔写真撮影。
これに真っ先に食いついて来たのが音楽監督兼指揮者のRobert Scott(ロバート)でした。数年ぶりにあったかと思うと
「何故キミはインスタグラムに鉄塔写真をアップしているのか???」
との問いかけ。何故…と言われると…中々説明は難しいのですが…単純にいろんな形の鉄塔があって面白いと言う事、そして鉄塔と共に写る空の雰囲気が好きなんだと伝えました。…まあ予想通りわかったようなわからなかったような反応でしたが…別にこの
「鉄塔写真」
という趣味は日本人だって理解してくれる人は少数派なので…特別ショックと言うこともありませんでした。とにかくUKミュージシャンチームのボクに対する呼び名はそれ以降「Pylon」(パイロン)になりました笑。
まあ鉄塔好きの変わったベーシスト…というだけではなく演奏内容も信頼してくれていたみたいで東京千秋楽の日にはこんなプレゼントを頂きました♪
そして大阪千秋楽の日にはささやかなパーティーも開催されました。アダムクーパーとも写真を撮らせてもらいましたよ♪
同じイギリス人でもスコットランド人とイングランド人では全然違うとか…。スコットランド語の大人のジョーク???も教えてもらいました。流石にここには書けませんが!!笑
「Singin’ in the rain」素晴らしいミュージカルでした。アダムはもうこの演目はやらないと言っていたので…万が一再演があってもドン・ロックウッド役は別の誰か…ということになるのでしょう。とても貴重な体験ができたミュージカルでした。
いつの日かイギリス…ロンドン…そしてスコットランドのObanにも行きたいと思います。
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