過去に行った決断の中で、学びや成長に役立ったことを教えてください。
過去に行った決断の中で学びや成長に役立った事と言えば…
“お酒をやめたこと”
です。2023年の10月15日に禁酒をスタートしました。その結果、何かを学ぶ時間が莫大にふえたのです。禁酒と学びにどんな関係があるのか?簡単にご説明します。
お酒をやめて時間が増えた
お酒をやめる事で学びや趣味に使える時間が圧倒的に増えました。まず単純に
1.お酒を飲んでいる時間が無くなる
シンプルに飲んでる時間がなくなります。禁酒前の僕はほぼ毎日飲酒していました。最初にビールで喉を潤してからワインならほぼ一本、日本酒も下手すると四合瓶を空にする、焼酎やウイスキーはさすがにボトルを空けるとまでは行きませんが眠くなるまでずっと飲んでたり…なので毎日かなりの量を飲んでいました。
基本的に夕食と共に飲むのが好きで…外で飲む事も多かったですがコロナ禍以降に定番となった
“自宅飲み”
の範囲でも大抵こんな酒量でした。
時間的には19時くらいから夕食が取れる休みの日ならばいそいそと18時くらいから晩酌の準備をして眠くなるまで飲む。自分の職業はプロの演奏家なので夜に仕事がある事が多いのですが…そんな時には帰りにコンビニで500mlのビール2缶と焼き鳥を買って帰ります。時にはシャウエッセンとかウインナーソーセージを茹でたり簡易的なツマミを作って飲み始めます。大抵家には焼酎かウイスキーを常備してあるので適当に割りながら飲む…結局は夜中の2時3時まで毎日のように宴を繰り広げていました。酒造会社の良き味方、優良酒税納税者でしたね。
それをほぼ毎日…です。少なく見積もってお酒を飲む時間が一日2時間だとしても…計算は簡単ですね。365日×2時間で年間730時間は最低でもお酒に費やしていた訳です。まずこの時間がなくなりました。
2.朝の活動時間が増えた
そしてお酒は翌日へのダメージが残ります。朝起きてもしばらくは
“ダルい”
“体が重い”
目が覚めてからの1時間くらいはどこかノロノロと過ごしているんですよね。それが日常だったのでなんとも思っていませんでしたが…お酒を辞めると朝から活動的に動けるようになるんですよね。子供の頃ってこんな感じだったよな、と思い出しました。
3.飲み会の帰り道、帰宅後の時間の活用
そして外での飲み会の後も活動出来る…これも時間を増やす大きな要因でした。例えば帰りの電車の中で本を読む事が出来ます。もちろんお酒を飲んでいても本は読めますが記憶に残る度合いが確実に違うんですよね。特に僕は将棋が好きなのですが
“将棋の戦法本”
なんてシラフで読んでも覚えるのが難しいのにお酒が入っていたら…ほとんど読んだうちに入らないくらい覚えられないんですよね。ノンアルコールで参加すれば飲み会の帰り道、そして家に戻ってからも仕事が進められる…。場合によっては楽器の練習だって出来る。という事でお酒を飲まなくなった事で
・お酒を飲んでいる晩酌の時間
・次の日の朝の活動時間
・飲み会の帰り道、帰宅後の時間
これが増える事で圧倒的に自分を成長させる時間が増えました。
ソバーキュリアスとの出会い
具体的にどうやってお酒を辞めたのか?最初は短いゴールを目指していただけでした。
“まずは2週間辞めてみよう”
これが目標でした。今となってはどこで聞いた話だったか忘れましたが
“2週間お酒を抜けなかったらアルコール依存症の恐れがある”
という話を聞いたのです。毎日のように晩酌している自分ですが…
“依存症では無い…と思う…多分…”
という思いがありました。なのでそれを証明するための実験として2週間やめてみることにしたのです。やってみると思いの外スムーズであまり辛さは感じませんでした。そして最初の数日こそいわゆる“離脱症状”というのでしょうか?お酒が抜けていく間の頭痛というか気だるさのようなものがあったのですがそれもほんの短い期間。ものの数日で
“目覚めがスッキリ!睡眠が快適!体が軽い!”
…本当に良い事ばかりでした。その快適さこそが禁酒を継続させる原動力となりました。
“2週間いけたから1ヶ月、1ヶ月が出来たので3ヶ月、半年…”
こうやって気づけば現在、2年半が経とうとしています。今もお酒は飲む必要は無いな…と思いつつたまにあるお誘いには応じてお酒を飲む事はあります。でも日常的に飲む事はもう無いと思います。こんな自分のお酒との距離の取り方を
“ソバーキュリアス”
と呼ぶそうです。これは「しらふ(Sober)」+「好奇心(Curious)」を合体させた造語だそうです。体質的にお酒が飲める人があえて健康や生産性向上を目的としてお酒を飲まないライフスタイルを選ぶ…これをソバーキュリアスと呼ぶ事を知りました。やはり同じ考え方の仲間がいると続けるのも楽ですよね。というわけで闇雲に始めた禁酒でしたが
“ソバーキュリアス”
との出会いでより続けて行くことに意義が見出せました。
体重が落ちて気持ちも前向きに
お酒を飲まなくなると自然と摂取カロリーも減っていきます。そして朝から動けるようになった事で
“筋トレ”
をはじめました。徐々に体の筋肉が増えて摂取カロリーが減る。そうなると加速度的にダイエットが捗りました。最大75kgあった体重が(身長はだいたい178cmくらい)一時期は64kgまで落ちました。さすがに落ち過ぎたので今はもう少し増やしました。お酒をやめた事をキッカケに約10kgのダイエットに成功しました。
それまでもトレーニングはしていました。主にジョギングと水泳だったのですが…お酒を飲んでたくさん食べてしまったので
“運動して体重を維持する”
という日々でした。結果、現状維持なら良い方でジリジリと体重は上がって行っていたのです。
“もっと沢山運動をして5kgぐらい落としたいなぁ。。。”
などと思っていました。しかし必要だったのはカロリー消費を増やすよりも
“お酒による無駄なカロリー摂取を減らす”
この方が手っ取り早かったんですね。お酒をやめてから3ヶ月目にはすっかり体重は減っていましたから。
程よい距離感
この記事を書いている2026年4月、お誘いがあれば たまにお酒を飲むくらいはOKにしています。でも家で飲む事はありません。そして飲んだ次の日には
“うーん。やっぱり特別お酒なんて必要ないな”
と感じます。飲んだ次の日は朝、体が重いですからね。一月に一度くらいならお誘いがあるならば飲みに行くのもアリかな?という感じですね。
僕自身の“お酒にかけていた膨大な時間”があるからこそ落差で
“時間”
に余裕が生まれました。それが結果、学びと成長に繋がりました。
これは元々お酒を飲んでない方、それほどまでには時間を浪費していなかった方には
“何を今更そんな事を?”
という程度の話でしょうね。ただ自分にとってはとても大きな決断でした。お酒との距離感が近過ぎるという方はぜひ参考にしてみて下さいね。
最後まで読んで頂きありがとうございました!






