2019年の春にフィルムの一眼レフカメラを初めて手にしてからそろそろ10ヶ月。たまたま家にあったペトリカメラ(Petri FTE 栗林製作所)にフィルムを入れてみたらちゃんと撮影ができた!!という感動からカメラ熱が急速に高まったのです。
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Petri FTE
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初めて撮影したフィルムの写真
…フィルムで撮影するとなんとも言えない古めかしい味わいになりますね。この雰囲気を出せる写真が撮りたい!!と思うようになり…そしてフィルムの現像には時間もお金もかかるのでネット等々を参考にした結果、オールドレンズをデジタルカメラに装着して写真を撮りたいと考えるようになりました。
※参考にさせていただいたブログ
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あとは実践あるのみ…だったのですが…「フランジバック」というものに対する認識が甘かった僕はかなりの苦戦を強いられました。
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ペトリマウント→Aマウントアダプター(第三段階)
中古で買ったソニーのα100というカメラにいろいろ試行錯誤を繰り返してなんとかペトリのレンズを装着できるようになりました。しかし…
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一見上手くいってます
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近くは比較的綺麗に撮れます
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こんな写真も撮れました
しかし…遠くにピントが合わないのです。いわゆる
『無限遠が出ない』
という状況です。
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遠くにピントがあわない…
それもそのはずです。「フランジバックが合っていない」のです。フランジバックとはレンズの後ろ側(カメラ本体側)からフィルムまでの距離(デジタルカメラならセンサー部分)の事でそれぞれのレンズに対して距離が決まっています。
ペトリのレンズは『43.5mm』
そして本体のソニーα100は『44.5mm』
その差1mm。…1mmです。カメラ初心者の僕は
「1mmくらい何とかなるんじゃ無いかなぁ??」
…と甘く考えていたわけですが…当然光学の世界において1mmは大きな数字だったのです。これが無限遠が出ない原因だったのですね。
どう頑張っても1mmの差を埋めることはできず…結果、新しいカメラ本体…それもフランジバックの短いミラーレス一眼を購入する事がオールドレンズをデジタル使用するには不可欠…という結論に至りました。短いフランジバックなら間に何かを足して調節出来ますから。
そしてこれまた数あるミラーレス機の中から発売直後だったシグマのfpを選びました。自分の求めていたミラーレス1眼の中でも動画撮影に向いている…という印象が決定打になりました。
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SIGMA fp
このSIGMA fpのLマウントのフランジバックは28.8mm。ここに比較的ペトリマウントに近いフランジバック43mmのヤシカマウントに変換するアダプターを焦点工房というメーカーから購入しました。アダプターが14.2mm底上げしてくれるのでさらに0.5mm、何かで底上げしてペトリマウントの43.5mmにすれば良い…と考えていたのですが…
実際にはペトリのマウント側にネジの切り込みのある台座部分があるために少し削ってやる必要がありました。
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ペトリマウントには台座部分が付いている
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ペトリマウント→Lマウントアダプター
こうして何とかSIGMA fpにペトリのレンズを装着することに成功しました。
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SIGMA fpにペトリの55mm f1.8を装着
![](https://triplebass.net/wp-content/uploads/2020/01/974A6170-0E8B-4C1A-BC3E-2FF82E779AF2-1024x683.jpeg)
試し撮り、一枚目
本当に厳密な意味では無限遠は出てないかもしれませんが、ひとまず満足のいく写真が撮れそうです。そして…同じくSIGMA fpとペトリの55mmを使って撮影した動画をふんだんに使っているのがこちらの映像です。ちょっと季節外れになってしまいますが是非ご覧くださいませ!
令和の時代に昭和感あふれる写真と動画をたくさん撮影していきたいと思います!
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